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いがらしゆみこからカフカまで。
ブログしばらく放置状態でしたね(^_^;)
とりあえず最近読んだ本を読んだ順に並べてみます。 「メイミー・エンジェル:いがらしゆみこ」「ももこのトンデモ大冒険/あのころ/さくら日和/さくらえび/ももこの宝石手帳:さくらももこ」「僕・はまじ:浜崎憲孝」「花火をあげる:小勝郷右」「笑う大天使/銀のロマンティック...わはは/空の食欲魔人/バビロンまで何マイル?/甲子園の空に笑え!/中国の壺:川原泉」 「変身:カフカ」 以下感想。 「メイミー・エンジェル:いがらしゆみこ」 図書館に置いてあるのは、全巻を一冊にまとめた(厚さ4センチ!)保存版でした。いいねぇ。 これは西部開拓時代、メイミーという少女が夢いっぱいに西を目指す物語。「大草原の小さな家」の少女版、といったら乱暴すぎますね。リアルで読んでいたのはたぶん幼稚園か小学校低学年あたりで、その頃はこのマンガに出てくるような華やかなドレスとかキラキラな瞳に単純に憧れているだけだったように思う.....がっ! 大人になって読み返すと、なんと血なまぐさい話だったんだ!と愕然。まあ「大草原の小さな家」シリーズの中でも開拓した土地をめぐっての殺人事件が起こる、って箇所があったり、ネイティブ・アメリカンへの迫害についてほんのちらりと触れているところはあるけれど、この「メイミー・エンジェル」ではもろに利権がらみの銃撃戦で大切な人々が死んでいったり、家族を殺されたネイティブ・アメリカンの少年がいたりとかなりヘビーな描写がある。確かに少女マンガっぽいロマンティックな恋も同時に描かれてはいるんだけど、それだけじゃないのがすごすぎる。 こうなるとキャンディ・キャンディももう一度読んでみたい(あれもたしか南北戦争の話なんだよね?)...が、図書館にない(笑) 「さくらももこ系」「僕・はまじ:浜崎憲孝」 さくらももこの本は、本当にどれをとってもはずさないのがすごいところ♪ そのつながりで、ちびまるこちゃんにでてくる「はまじ」本人が書いた自伝みたいのがあったので読んでみた。おもしろおかしい系だと思ったけど意外にそうじゃなくて、ちょっともの悲しいところもある。でも悪くない。 自分のことをちゃんと文章に出来る人はすごいと思う。でも、そこのところを突き詰めたら太宰治にぶち当たるんだろうけど。 「花火をあげる:小勝郷右」 らいちゃんを図書館に連れて行くと、絵本に夢中になってるとき以外はあちこち走りまわって回転書棚をぐるぐる回したり本棚の本をどかどか引っ張り出したりするのでとても大変なのですが、ある日彼が引っ張り出して「どんどん!どんどん!」と言いながら私のところに持ってきた一冊です(笑)表紙カバーには割物の写真がカラーで載ってました。 内容は中学生または小学生向きっぽい平易な言葉で書かれていまして、玉名の解説などもあり、私としては真摯な姿勢で読ませていただきました。なんか夏休みの自由研究ぽい、とも思いましたがσ(^◇^;) 「川原泉系」 特に読む動機もなく、ただ単に「あったから」手に取ってみたんですが、これがなかなか面白い。この作者かなり博識でさまざまなことに造詣が深いとみた!フィギュアスケートにゲートボールにキリスト教に古代バビロニアの歴史などなど。また現実を「ちょっとだけ」逸脱した突拍子もない設定がまたおかしい(^o^)すっかりファンになってしまい、図書館にあるだけ読み尽くしました。あーもっと読みたいな。 「変身:カフカ」 こう来て、なんでカフカなのか?と笑わないでください(__;) ある朝目覚めたら巨大な毒虫になっていた。自分は、そしてこんな自分に対して家族は....。というあまりにも有名なこの作品は、文庫でも厚さ5ミリに足りないくらいのとても短い小説。 しかし私はあまりの話運びに絶句するより他になく、とてもこの世界に入っていけなかった。 ちなみに「変身」と打って変換したら第1候補は「変芯」と出て1人苦笑(;^_^A アセアセ…
by finny21
| 2005-08-23 13:58
| 図書館通い
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