登場人物:finny(花火と読書とゲーム好きの管理人)・大柳火(その夫)・らいちゃん(生意気小学生)
by finny21
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
カテゴリ
全体
日々雑記
図書館通い
本とゲームと映画
花火とデジカメ
My baby
フォロー中のブログ
Somehow*blog
Links
ライフログ
リスペクト
げーむ
その他おすすめ
最新のトラックバック
can't get en..
from あなたもサクサク洋書読破!~..
わたしと詩集「時代の刀」
from 私の気にいったことば
『エリザベス1世~大英帝..
from 本を読もう!!VIVA読書!
ゲド戦記
from REALITY BITES
ジブリ最新作予告編!!ゲ..
from ファルコングラフィック BLOG
「中越地震の町に咲いた超..
from Somehow*blog
江口洋介様の番組。
from My favorite blog
江口洋介が追い続けた1年
from RADIO Days
江口洋介氏のドキュメンタ..
from はなびろぐ
亜細亜の國の生贄みたいに
from oser
以前の記事
2010年 09月
2009年 09月
2009年 03月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 07月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 11月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月
2004年 10月
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


「白鯨」にみる宗教観。
やっとこメルヴィル「白鯨」を読破しました。
これ、新潮文庫版(だったかな?)以前読みかけたのですが、上下巻のうちの上巻しか手元になく、みんながいざ船に乗り込んだ!というところで止まってしまっていたので、今回やっと溜飲が下がった思いです。

それにしても、いや、これは素晴らしいっす。



生き生きとした描写や各登場人物などの描き込みも素晴らしいのですが、なんと言っても白眉なのは、この全体に脈々と息づくメルヴィルの思想につきるような気がします。

特筆すべきはその宗教観。もちろんこれは主人公であるイシュメイル(クリスチャン)の視点を通して描かれるわけですが、全世界の人々が、彼のこの宗教的にフラットな視点を持ち得るのであれば、世界に宗教戦争は起こらないのではないかと思えるほどです。
例えば登場人物の中で、彼の友人となり一緒に捕鯨船に乗り込むことになるクィークェグという人物がいます。この人物は南方の人食い人種で異教徒という、西欧社会ではそれだけで被差別的な存在ですが、イシュメイルはクィークェグが異教の宗教を信仰するさまを敬意を持って見つめ、彼の習慣を尊重します。
ただ、確かにイシュメイル=メルヴィルが他国民を揶揄するくだりも皆無ではないのですが。ともかくもこれらはメルヴィルが実際に船で世界をめぐったときに獲得した、彼の宝であると言えるでしょう。

今回私が全部読んだのは岩崎書店版。(読み終わって何ですが、新潮の訳文の方が雰囲気があるような気がする。ちゃんと検証してないのでちょっと心許ないけど)この解説によると「白鯨」は出版当時評価されず、彼の没後に注目された作品だそうです。原作は鯨の描写がもっと難解なようで、敬遠されたらしい。
そうそう私の個人的な感想なんですが....マッコウクジラってこんなに凶暴なの?

おまけ1。
ちょっとしたうんちくをひとつどうぞ。
あの有名なコーヒーショップ「スターバックス」ですが、あれは「白鯨」に出てくる、エイハブ船長率いるピークォド号の一等航海士スターバックの名から取っているのです。このスターバックという男、船内で唯一船長に面と向かってものが言える、謹厳実直で慎重を絵に描いたような有能な航海士です。(創業者は、ほんとは「ピークォド」にしようとしたらしい.けど、語呂が悪くてやめたらしい)

おまけ2。
近所に日焼けサロンがあるんですが、そこの店名がなんと「モビー・ディック」...
笑い死にしそう。
[PR]
by finny21 | 2005-04-04 11:43 | 図書館通い
<< 最近のいろいろ。 どうしよう.... >>